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MC68kボード (概要編)


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今までに個人的に製作したボードの中で最も役に立ったのはこれです。


モトローラのMC68kシリーズを使ったマイコンボードです。
作り始めたのは私が高校生だった頃、PC-9801シリーズが欲しかったけれど買うだけのお金はなく、たどり着いたのがこのボードです。プログラミングのためと割り切って、CPU周りのみ製作してI/Oは手持ちの8ビットパソコンを利用するという手で規模を絞っています。

最終的なスペックは以下の通りです。

CPU MC68010 8MHz 当初はMC68000
FPU MC68881 16MHz
ROM 32kB CP/M-68k起動用 CP/M移植まではモニタとTiny BASIC
RAM 640kB 内128kBはSRAM、512kBはDRAM
PIO 8bit ×2 + ハンドシェイク パラレルといってもプリンタポートではなく、パソコンのI/Oを借りるための専用I/O
SIO 1ch


これは1枚目、表側です。
基本的なものが搭載されており、モニタ+Tiny BASICはこれだけで動作します

2018年11月26日 追記:
SRAMのアドレスデコーダの一部が2枚目にあることが資料の発見でわかりました。単独で動かすにはその部分をバイパスする必要があるはずです。


裏側、配線方式はまだ目的地にまっすぐですね。


2枚目は増設メモリとパラレルポートです。
パスコンが途中でセラミックから積層セラミックに変わっているのは何度にも分けて拡張してきた証です。


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