2018-12-18 18:55 — asano
カテゴリー:
最近手に入れたHM6264ALSP-12が明らかに塗りなおしましたという怪しい代物だったので手持ちを並べてみました。
一番上は約30年前に国内で入手したもの(秋月だったように思いますが確証はありません)、Z80ボード3号機に載っていたものを撮影のために拝借してきました。「L」が付かないので低消費電力版ではありませんが、バッテリバックアップしないのであれば関係ありません。1986年製のアクセスタイム150ns品です。
中段は最近国内で購入したもの、1992年製の120ns品です。写真ではわかりにくいですが上面のみ黒が濃くて光沢があります。一度塗り潰してからマーキングし直したようにも見えるのですがどうでしょう?
SBC6809に使いましたが今のところ動作に異常はなさそうです。
下は最近アメリカから購入したもので説明では中古(Used)となっていました。1986年製の120ns品です。これはどう見ても塗りなおしていますね。梨地がわからなくなるほどの厚塗り、左の切り欠きも埋まりかかっていますし、3ピンの上のところには気泡だかゴミだかの跡も見えます。ソケット外し品を期待していたのですが、ハンダ外し品のようでピンは結構汚いです。
これを試しにSBC6809に載せてみましたが、ピンの汚れによると思われる接触不良でよくわかりません。何度か抜き挿ししたら安定するようになったので一応メモリとして動作はしているようです。
中古ということは最初に実装されたのはかなり昔のはずですがその頃にもマーキングのし直しが行なわれていたのか、外してから中古として売る際に(出所を隠すためでしょうか?)行なわれたのか、どうなんでしょうね?
参考文献・関連図書:
HM6264 Series データシート, Hitachi.
コメントを追加