2019-09-28 23:48 — asano
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COP402Mとともに入手したのがこれです。
MotorolaのMC68HC11A0FNです。
このMC68HC11シリーズにはメモリ容量や搭載するI/Oデバイスによってさまざまなバリエーションが存在します。
型番の「A0」の部分がバリエーションを表していて、この「A0」はROM無しのものになります。
続く「FN」はPLCCパッケージであることを表します。他にDIPの「P」などもあり、本当はそちらが欲しかったのですが入手しやすかったのはこのPLCCでした。
最後の行の末尾「8922」がデートコードですから1989年製、これでも30年モノですね。
ソフトウェアのアーキテクチャとしては MC6800 → MC6801 の延長線上にあり、上位互換となっています。インデックスレジスタIYが追加されて2本になっているのが主な変更点で、他にも若干の命令が追加されています。
日立のHD6301と類似の命令も存在しますが、残念ながら互換性はありません。あくまでもMC6801の改良であることに注意が必要です。
裏側、「AUMRZQ」は不明です。
左下に「KOREA」の文字があるので韓国製ですね。
これを入手した最大の理由はMC6800系のCPU判別をMC68HC11に対応させたかったから。まずは動かさないといけません。
- SBC6800
前に1820-2151を試してみたときのように変換ゲタを作ってSBC6800を利用する方法。
最初に考えていたのはこの方法です。アドレス用のラッチと若干のロジックで済みそうです。 - SBC6303
上と同様に変換ゲタを作ってSBC6303を利用する方法。
実現可能性の検討がまだなのでなんともいえませんが、うまくいけばラッチも不要(SBC6303に搭載済)になるはずです。 - EMILY Board
EMILY Board対応のCPUボードを作る方法。
これもアドレスラッチと若干のロジックで済むと思われます。 - 専用ボード
独立して動作する専用ボードを作る方法。
MC68HC11A0はRAMとUARTを内蔵しているのでROMとアドレスラッチ程度で最低限動作すると思います。
どれがいいかな?
参考文献・関連図書:
MC68HC11A8データシート, Motorola.
MC6801/MC6803データシート, Motorola.
HD6303R,HD63A03R,HD63B03Rデータシート, Hitachi.
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