2016-08-17 11:50 — asano
今ではPCのマザーボードからシリアルやパラレルのポートは外されてきていますが、大昔も非搭載でした。USBなど影も形も無い時代にどうしていたかというと、これらのインターフェイスは拡張カードを挿すのが当然でした。
私がPCを組み立て始めた1990年代初めはFDD・HDD(IDE)・シリアル・パラレルの各インターフェイスを1枚にしたマルチI/Oカードが主流でした。これはシリアル・パラレルのみの、それもシリアル×2+パラレル×1という構成が多い中でシリアル×2+パラレル×2という珍しいものです。この構成を「2S2P」などと略していました。
ホスト側はISAバスのそれも8ビット、これは当時でも珍しかったです。
リアパネル側にはシリアル・パラレルがそれぞれ1ポートずつ出ています。残りはリボンケーブルで引き出してケースの予備の穴か空きスロットにコネクタをつけることになります。写真では上にパラレルのリボンケーブルが見えていますね。隣のACE2と書かれたコネクタがシリアルです。
2つある大きなW86C451がシリアルのコントローラ、後に有名になる16C550の前のデバイスです。
パラレルポートは74シリーズのTTLで構成しているようです。ICの数から考えて単純な出力専用でしょう。割り込みも使えなかったんじゃないでしょうか。
これは裏面です。
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