2020-06-15 23:56 — asano
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TMS9902と一緒に入手したものです。
Texas InstrumentsのTMS9900NL、以前取り上げたTMS9900JDLのプラスチックパッケージ版です。
デートコードらしき数字が「8323」と「9035」と2通り記載されていますがどちらでしょう?
フィリピン製です。
キズが多くて中古っぽいですが、妙に綺麗なものよりリマーク品の可能性低そうでかえって安心かもしれません。
裏面は中央に「18」とあるのみです。
さて、TMS9995は最近動かすことに成功しましたがいつかTMS9900も動かしてみたいと思っています。TMS9900⇒TMS9995で命令も追加されているみたいなので判別ルーチン書いてみたいですし。
実際に動かすとなると古いデバイスだけあって(前にもちょっと書きましたが)面倒とリスクが予想されます。
- 電源電圧
+5V, +12V, -5Vの3電源を必要とします。DC-DC作るだけですが、ここでトラブルあるとデバイスを破壊する可能性が高いので慎重にならなくてはなりません。また多電源の場合投入順序が決まっていることもあるので確認が必要です。
- クロック
12V振幅の4相クロックが必要です。これは専用のSN74LS362を入手しているのでこれに任せるのが良いでしょう。
- ピン折れ
以前入手していたセラミックのものはピンが細い上に錆びが進んでいました。
- 資料
一応データシート類はありますが、製作例のようなものはあまり期待できません。すんなり動作しなかった時はかなり悩むことになるかもしれません。
まぁ面倒なのは好きでやっているわけで別に構わないのですが、一つしかないものの破壊リスクは避けたいところです。そんなところにこのプラスチックDIPのものを見かけ、スペアとして調達したのでした。
参考文献・関連図書:
TMS9900データシート, Texas Instruments.
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