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INS8070ボード


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CDP1802ボードの次は何にしよう、と考えていて選んだのがこれです。実は先日eBayを眺めていてついINS8070をポチってしまったので...


いつものようにEMILY Boardで動かします。

私は普段ボードを作るときは少なくともメインのチップを手に入れて(ヘタをすると何年も寝かせて)からなのですが、今回は珍しく到着前に作り始めてしまいました。

作っているうちに着くかなと思っていたのですが... 海外からなので時間がかかっているようです。

仕方ないので手持ちがあるマスクROM内蔵のINS8073でできるところまで確認することにします。マスクROMといっても中身はBASICインタプリタで、アドレス指定で機械語のルーチンを呼び出すことも可能です。リセット処理など以外は確認できそうです。


ご本尊のINS8073は以前作ったINS8073ボードから借用します。もちろんINS8070が到着したら載せ替える予定です。

左はSG-8002DC、ここではお馴染みのクロック発振器ですね。INS8070系の上限の4MHzにしています。

その隣は24C64用です。

左端のコネクタはシリアルポートです。BASIC起動後にコマンドを入れて制御を移さないといけないので標準のF1, SAに接続しています。一応資料によると1文字入出力ルーチンを独自のものに変えられるはずなのですが... 試してみましたが資料不足もあり動かせていません。

おかげで今はTera Termを3つ(= TTL-232Rも3本)必要としています。
  1. EMILY Boardを操作してHEXファイルをダウンロードするためのもの
  2. BASICが立ち上がったらLINK #3000と入力してダウンロードしたプログラムに制御を渡すためのもの
  3. 開発中のプログラムで制御するターゲット

HD74ALS00PはF1から出力されるTxDを反転させるためのもの、インバータで良いのですがNANDにしておいた方が余った部分の使い出があるかなぁとこうしています。

SN74LS139NはA12, A13をデコードしています。

  • 0000H~0FFFH(4000H~, 8000H~, C000H~にイメージ)
    現在は未使用。ROM無しのINS8070にしたときはROM代用として使う予定。
  • 1000H~1FFFH(5000H~, 9000H~, D000H~にイメージ)
    現在はBASIC用。
  • 2000H~2FFFH(6000H~, A000H~, E000H~にイメージ)
    未使用。
  • 3000H~3FFFH(7000H~, B000H~, F000H~にイメージ)
    開発中のコードを入れている。
    BASICのコンソールのボーレートはFD00H番地に書くことになっているので、該当番地に書いておけばよい。独自入出力ルーチンを使う場合はFD01H~FD04H番地に書いておく。


INS807xとコネクタ間はほぼ一対一接続なので配線作業は楽でした。

ソフトウェアのほうはEMILY Boardの機能を使って文字列出力ぐらいまで動いています。これまでの経験からここまで動けば(邪魔が入らなければ)数日でメモリダンプくらいまではいけるはず。

INS8070が到着するのが先か、Universal Monitorの基本機能が動くのが先か。

参考文献・関連図書: 
"INS8073 NSC Tiny BASIC Microinterpreter", National Semiconductor.

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