2021-10-26 22:51 — asano
カテゴリー:
ASのCP-1600対応などで停滞していましたが、2週間ほど前から作り始めていたμPD78C10のボードが動き始めました。
例によってEMILY Board仕様です。
μPD78C10ボードと銘打っていますが、少々の改造(63ピンと64ピンを短絡)でNMOS版のμPD7810もいけると思います。μPD7807もざっと見たところいけそうなのですが、どうでしょう。
シュリンクDIPのユニバーサル基板はほとんど選択肢が無くサンハヤトのICB-01Bを使っています。これちょうどEMILY Board用の34ピンと20ピンのコネクタが付くので好都合です。
左上のSN74HC573ANはアドレスラッチです。コネクタとの隙間に無理やり押し込んだので、1ピンと10ピンがμPD78C10の63ピン・54ピンと干渉してしまいパターンを切っています。もう少し蛇の目エリアが広いと良いのですが...
赤いジャンパピンはVAREFをAVDDから切り離すためのもの。
右下の12MHzのセラミック振動子はソケットで差し替えられるようにしています。いつものSG-8002DCにしなかったのは、外部クロックをX1に入れるときは反転したものをX2にも入れろとマニュアルにあったため。
下のコネクタは内蔵シリアルI/Oです。
今回は汎用I/Oポートが多数あったことと、CMOSということもあり真面目に空きピンのプルアップをしたことで集合抵抗だらけになってしまっていますね。
狭いところに押し込んでいるので上部のアドレス・データ線が密集してしまっていますが、ほぼ一対一配線なので作業は楽でした。
左側と右下にまだ余白があるのでもう少し追加できそうです。
- A12を反転してもう4kBのメモリを有効にする。
- 12MHzだとボーレートを上げられないのでSG-8002DCを使えるようにする。
参考文献・関連図書:
"1987 Microcomputer Data Book 1/2 Single-Chip Products", NEC Electronics.
"1990 Single-Chip Microcontroller Data Book", NEC Electronics.
関連項目:
広告:
コメントを追加