2017-03-10 18:53 — asano
今日からいつものパターンに戻ります。ヤマハの音源ICです。
ヤマハのFM音源ICのYM2413、1990年製のようです。OPLLと呼ばれていました。
調べるとどうもMSXで使用(MSX-MUSIC)されたもののようですね。ほかのパソコンの多くがAY-3-8910上位互換のYM2203を採用した中、MSXは元々AY-3-8910を使用していたにもかかわらずYM2203ではなくYM2413を選んだのは何故なのでしょう?
これには音色設定の自由度が低いなど不満もあったようですが、こだわりのある人にはMSX-AUDIOという選択肢もありました。
何の目的で購入したのかは憶えていませんが、ふとAY-3-1350使用のオルゴールのようなものを作ってみるのも面白いかなと思えてきました。問題は音楽センスの無い私にデータが作れるのかということ。単音で楽譜そのままデータ化ならできるでしょうけど。
さて、このデバイスは18ピンのDIPです。内訳は電源に2本、水晶(クロック)に2本、音声出力に2本、リセットを含むCPUインターフェイスに12本です。古いパソコンを知っているとどうもPSG AY-3-8910やYM2203の40ピンの姿が浮かびますが、あれは16本ものI/Oポートがあるからで、本来の音源はこの程度で済むものです。「PSGと仲間たち」で最後に紹介したSN76489なんかは16ピンです。
D/Aコンバータ内蔵というのもありがたいです。
これは同じくヤマハのYM2203C、やはり1990年製のものです。昔のパソコンではお馴染みのデバイスで、OPNと呼ばれていました。PC-9801では後に上位互換のOPNA YM2608も使用されました。
以前、PC-8001mk2拡張ボードに使っているものを紹介しましたが、単独でも出てきました。これにはD/Aコンバータを内蔵していないので外部にYM3014が必要なのですが、こっちは持っていたのかな? 手に入るうちに確保しておいたほうが良いかもしれませんね。
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