2017-03-16 12:21 — asano
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昨日のハンディスキャナをもう使わないだろうということで開けてみたところ、大きな勘違いをしていたことがわかりました。
カバーを開けたところ、持ち手の部分一杯に基板が入っていました。
中央のPEL9003Gというのがメインのデバイスですが、例によって詳細は不明です。周りにあるのは74HC126D これは3-State Buffer、4574と4572はそれぞれDualとQuadのOP-Ampでしょうか。LM339DはQuadのコンパレータですね。アナログ系が多いのはラインセンサからの信号を処理するためでしょうか。
右上の黒い部分にはギヤと光学式のロータリーエンコーダがありました。予想通り上のローラで移動距離を読み取っているようです。
予想を大きく外したのは原稿読み取りのラインセンサの配置です。私はてっきり窓のところにあるのかと思っていましたが、窓のところにあったのは照明用のLEDのみでした。左上の赤・黒の線がLEDの電源です。
LEDの光は下(写真では奥の方)に照射され原稿で反射してきます。それを細長い鏡で手前(写真では下)方向に反射させます。写真下の黒いブロックが光学系で、上の円筒部分にレンズがあるようです。
センサのサブ基板を裏側から見たところ。ネジがロックされているのは光軸等の調整がされているためでしょうか。
このスキャナの寸法が縦に長かったのは、持ちやすくするためと、基板のスペースを確保するためだけではなく、光学系の距離を稼ぐためでもあったようです。
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