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アライドテレシス FS808TP V1 (分解編)


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外観編に続いて今日は分解編をお送りします。

カバー開けたところ
カバーを開けたところです。

基板は電源と一体になっているようです。黒いシートは絶縁用と思いますが、必要になった理由は何でしょう? ケースの樹脂の問題(難燃グレードとか)でしょうか、それとも磁石取り付け部に小さな穴があるせいでしょうか。

基板 表面
やはり黒シートの部分が電源部でした。基板のシルクでは電源コードはコネクタを想定していたようですが、現物では直付けになっています。
黄色の帯が付いているのが絶縁用のトランス、ここで1次側と2次側が分かれています。下のU502はフィードバック用のホトカプラでしょう。

メインの石はヒートシンクで覆われていて型番とかは不明です。また戻して使うつもりなので剥がすのは無しです。

シリアルコネクタ付近
SipexのSP3232ECTはシリアルポートのレベルコンバータ、MAX3232の同等品です。上に見えている8ピンのIC(U1)は設定保存用のE2PROMでしょう。

中央のソケットに入った44ピンPLCC(U2)は何でしょうか? ソケットに入っていること、「REV B」などと書かれたラベルが貼られていることから、何らかのソフトウェアが書き込まれているのは間違いないと思います。

  1. 27C1024などの16ビットバスのROM。この場合、ヒートシンクの付いたICがマイコン内蔵で外部にROMがあるということになります。
  2. これ自体がROM内蔵のマイコン。

最初は1かと思ったのですが、そうするとU1の位置が不自然な気がします。

基板 裏面
裏面です。太いパターンの多い右側の電源部と左2/3の違いがはっきりしていますね。左側はベタパターンが透けていますが表面からは見えていなかったので少なくとも4層でしょう。

注目は左端のコネクタから右上に伸びているパターンです。ちょうどSP3232ECTの裏あたりで終わっていて、その付近から右へ2本延びていますね。これはおそらくマイコンからのシリアルでしょう。U2の下あたりで終わっているのでやはりU2がマイコンなのではないかと思います。


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