2018-05-30 20:47 — asano
先日のINS8073と一緒にこんなものも入手できました。
ZilogのZ8613RS、マスクROM版のZ8611の開発用のものでUV-EPROM用のソケットを搭載したピギーバック品です。
似たようなものにROMソケットの代わりにピン数を増やして64ピンシュリンクDIPとしたZ8612というものもあります。Z8611と差し替えはできませんが一般的なパッケージなのでおそらくZ8613より安価だったのではないかと思います。
データシートではZ8612を「Development Device」(開発用デバイス)、Z8613を「Prototyping Device」(試作用デバイス)と区別していますね。開発中はZ8612を使い、実機と同じ基板を起こす試作からは差し替え可能なZ8613を使うという事のようです。だったら最初からZ8613だけで良いように思えます。
前に取り上げた同じくピギーバックのHD68P05V07ではむき出しの丸ピンソケットが並んでいたのに対し、こちらは普通の平ピンICソケットが載っているといった感じです。
このソケットに搭載できるのは4k×8bitの2732(2732A,27C32含む)になります。
ところで写真をみると右下の角のところ、19ピン・20ピンのあたりでパッケージが欠けていますね。断線していないかちょっと心配です。幸いP06,P07なのでいざとなればこれらのピンを避けて使える可能性もあります。もしGNDだったりしたら即アウトでした...
2018年7月16日 追記:
20ピンはやはり断線しているようです、残念。
参考文献・関連図書:
Z8611,Z8612,Z8613データシート, Zilog.
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