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PC-MA-K30 (分解編)


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先日のPC-MA-K30ですが、いつものように中を覗いてみましょう。

まずはコードの根元のネジを外します。

小カバーを開く
これで小さなカバーが外れます。

私はそのままにしましたが、コードが邪魔ならコネクタを2つ外せば分離することができます。

先端のゴムのカバーはツメと両面テープの併用で固定されていましたが、両面テープの糊はパリパリになっていて簡単に外れてしまいました。

本体はカバーで隠されていたネジを1つ外せばあとはツメで固定されているだけです。

本体カバーを開く
本体カバーが開きました。

左右ボタンはゴム製パーツが嵌めてあるだけなので引っ張れば取れます。

基板は大きなQFPの両側のツメで固定されているだけに見えたので外そうとしたのですが無理でした。他にはツメも見当たらないしネジもありません。

基板の反対側には光学系のパーツがあるのですが、それがどうやら基板の裏でケースとツメで固定されているようなのです。基板の脇から細いドライバーでも突っ込めば外れなくは無いのかもしれませんが、面倒になってこれ以上の分解は諦めました。

基板
中央の「E20」のラベルが貼られたQFPがメインコントローラと思われます。

左側には未マウントのパターンがあります。μPC74HC4066Gはアナログスイッチ、μPD74HC086はXORゲートです。

ちょっと気になることがあります。アナログスイッチはディジタルではないから「μPD」ではなく「μPC」になっているのか、それとも単なる間違いなのか、「086」のように「0」をつけて3桁にするのは東芝の40Hシリーズだけのはずだけどつられて間違えたのか...

ADM202JRNはいわゆるRS-232のレベル変換ですね。USB以外のインターフェイスのラインナップもあったのかもしれません。

右側に行ってTIの「P272」はTLC272オペアンプでしょうか。

右上のHC04はもちろん74HC04です。

右下はNJM2164、これもオペアンプですね。

右端にはバーコードを照らすためのLEDが4つ配置されています。

光センサやレンズ等の光学系は反対側に実装されています。残念ながらこれ以上の分解を諦めたので確認はできませんでした。

参考文献・関連図書: 
TLC272,TLC272A,TLC272B,TLC272Y,TLC277データシート, SLOS091E, Texas Instruments.
NJM2162/2164データシート, 新日本無線.
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