2020-03-14 23:39 — asano
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やっと確定申告を出せたので更新頻度上げたいなと考えているのですが、どうなることやら。とりあえず今回は軽いネタでいきます。
単なるペンのようですが、なぜこれを取り上げるのか、なぜカテゴリーが「文具・事務用品」ではなく「工具・測定器」なのか?
それはこのペンのメーカ(実際の製造はどこか文具メーカに委託しているかもしれませんので発売元と呼んだ方が適切かもしれません)を見れば察することができるでしょう。
ということで表示部分を見えるようにした次の写真です。
発売元のサンハヤトは電子基板関連を中心とする工具・材料を扱っていることで有名なところです。
名称は「RESIST PEN」とあります。何に抵抗するのかというと薬品と光です。
一つの使い方はプリント基板の銅箔面にこれで直接パターンを描く方法です。当然エッチング液に対する耐薬品性が要求されます。
以前取り上げたはじめてのプリント基板もこれで作ったものです。重ね塗りをすると下のインクを拭き取ってしまう形になるためかムラがでてなかなかうまく塗れなかった記憶があります。そのため数えるほどしか使っていません。
それから40年近く経っているはずです。当然乾いてしまっていると思ったのですが、試してみたところちゃんと書けビックリです。
もう一つは感光基板用のフィルムにパターンを描くためで、この場合は遮光性が要求されます。
私自身は感光基板は作ったことがありませんので、こちらの使い勝手はわかりません。
今となってはパターン作成はCAD使用があたり前で手で描くことはあまりないはずです。当然もう売ってないと思っていたのですが、(これそのものはディスコンになっていたものの)後継製品が存在していました。
全部手描きすることはほとんど無いとしても、ちょっとした修正に使うようですね。
コメント
CAD時代だからこそ
ペンプロッターに持たせてカット基板にCADで描いたパターンを描かせてます
日光写真のタイトな露光で失敗する事も無いし薄い部分は手書き修正で直せるので便利です
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