2018-10-27 23:45 — asano
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ZIF(Zero Insertion Force)ソケットは挿入後にレバー操作などでロックする構造のソケットで挿抜時に足を折るリスクが低く、頻繁な抜き挿しが想定されるROMライタなどに用いられます。結構いろいろなタイプを持っていたのでまとめてみました。
定番中の定番は3M/TEXTOOLの緑色のものでしょう。昔はとても高価なものでおいそれとは使えませんでした。最近は安価なものが出回っていますがニセモノっぽいのが多いように感じます。写真のも「3M」と書かれていますが怪しいです。
これはピン数のバリエーションが多いのも特徴です。あと1.778mmのシュリンクとかZIP用なんかもあったはず。
困るのはピンが平たくて通常のソケットに挿入できないことです。高価なので基板には丸ピンソケットを実装してデバッグ中だけ上にZIFソケットを載せるといったことができません。
一応専用の台座(リセプタクル)も用意されていますが高価で入手が難しいので使う気にはなれません。高級なROMライタなどですとソケットを交換できるように使われていたりします。
ARIESというメーカのもの、以前のTEXTOOLよりは安価でした。
少ピンのものが無いのですが、他であまり無い48ピンがあったりします。
通常の丸ピンソケットに挿入できるのもありがたいですね。
これは山一電機のものですね。未使用品が見当たらなかったので自作ROMライタに使用中のものです。
残念ながら最近売っているのをあまり見かけません。
前にQUIP(μPD7800)のところで載せたQUIP 64ピンのソケットも山一でした。
こういう特殊なものは選択の余地があまりありません。
マルツなどで見かけるELKというソケット、24ピン 300milのものです。ELKは社名ではなくシリーズ名らしいです。
これもTEXTOOL同様通常のソケットには挿入できないので要注意です。外から見る限り構造なんかも一緒ではないかと思います。
これ最近気づいたのですが、秋月電子通商で「ロープロファイルゼロプレッシャーICソケット」として売っているものです。
24,28,40ピンがどれも250円と安価なのと、丸ピンソケットに挿入可能というものです。レバーが少し硬いのでROMライタ向きではありませんが、高さだけでなく周囲の出っ張りも少ないのでデバッグ中のターゲットボードに載せるには良さそうです。
今回はDIP系を集めてみました。というか他はあまり持っていません。
80486→Pentium→PentiumProなんかで使われたPGA系はマザーボードはあっても単体は無いですね。
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