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Cisco Catalyst 2940 (動作・分解編)


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Catalyst 2940用のコンソールケーブルを手に入れたので試しに動かしてみました。

コンソールケーブル
いざとなったら適当なネットワークケーブルを切って作ろうかとも思っていましたが、純正ケーブルらしきものをジャンク屋で見つけたので買ってみました。

接続してTera Termの設定はとりあえず9600bpsにして電源を入れたところIOSの起動メッセージが流れてきました。

IOSの経験はないので詳しいことはわかりませんが、自己診断は正常に通過しているようですし心配していたパスワードを聞かれることもなく初期設定状態に入ったようです。

ということはこれは使えるのかな。

まぁ今さら100BASE-TXのHUBが増えてもあまり嬉しくありませんけどね。

つづいて当初の目的どおり中を覗いてみます。金属ケースは見えないツメに悩まされないので開けやすいですね。

中の基板
電源だけ別基板になっているのはよくある構成です。電源中央のグレーの円筒は電解コンデンサにシリコンゴム製らしいキャップが接着されていました。理由はわかりませんが防爆弁が開いたときの被害を減らすためかもしれません。

下側(フロントパネル側)には導光パーツが並んでいます。

Cisco Systemsのロゴの入ったBGAはメインのエンジンと思われますが調べてもわからないでしょうからパス。その上のカードエッジは製造治具用かな?

IDT79RC32V332-100DHはMIPSコアを持つ通信用のプロセッサでした。3.3V電源で100MHzのものです。

左上のTE28F640は64Mbit(×8/×16 bit)のFlash EEPROMです。かなり大容量のものですがファイルシステムもここに入っているのではないかと思います。

コンソールのコネクタの下にはシリアルポートのレベルシフタADM3202ARNがいます。

Flashの下にはMT48LC8M16A2-7Eが2つ、2M×16bit×4banksのSDRAMです。合計32MBも積んでいるんですね。

ヒートシンクを外してまでは中を確認していません。両側のLF8731はパルストランスではないかと思います。

またカバーを戻して置いておきます。使う機会は来ないかもしれませんけどね。

参考文献・関連図書: 
79RC32332データシート, Integrated Device Technology.
Numonyx Embedded Flash Memory (J3 v. D) 32, 64, 128, and 256 Mbit データシート, Numonyx.
MT48LC32M4A2, MT48LC16M8A2, MT48LC8M16A2データシート, Micron Technology.
関連項目: 

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