2019-02-26 23:56 — asano
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古いHUBを発掘、10BASE-2から10BASE-Tへの移行期に使っていたものかな。
PlanetのEH-500、5ポートのHUBです。
手前側にSTP1~STP4とDAISY CHAINのコネクタが並びます。STP4とDAISY CHAINの間に小さな字で「or」とあるのでこの2つは排他利用になります。さらに背面に10BASE-2のBNCコネクタがあるので合わせて5ポートとなります。
10BASE-TはUTP(Unshielded Twisted Pair)を使うことが多いですが、これはSTP(Shielded Twisted Pair)とあってUTP/STPの両対応ですね。
電源はACアダプタ方式ですが未発見です。
「Palm Top Hub」の名前からもわかるように小型ですが、意外に重く260gほどあります。
下面はラベルのみです。
カバーを開けてみました。基板の固定ネジも外しています。
基板を写真上方向に数mmスライドさせると簡単に外せます。
PLCCのLXT914PCが4ポートのレピータです。AUIポートもあるのでそれを10BASE-2側に使っているようです。SPT4とDAISY CHAINは単純にクロスして並列に接続されていました。
16PT-006A, 16PT-402A, 16PT-412Aの3つはICではなく絶縁用のパルストランスです。
HM83C92Pはそのものズバリの資料を見つけられませんでしたが、同軸のトランシーバと思われます。
その右にある黒いデコボコしたものはハイブリッドICで、HM83C92Pの電源を供給している絶縁型のDC-DCコンバータでしょう。
裏面にはチップC,Rが並んでいました。赤く見えているのは実装時の仮留めの接着剤でしょうか。
左上の電源のところにはダイオードが無理やり付けられています。電源の逆接時の保護用と思われます。
これちゃんと付いているのかちょっと不安...
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