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MC68kボード復活作戦(その1)


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今回から数回に分けてMC68kボードを動かしてみたくなっていろいろ試してみたことについて書いてみようと思います。

MC68010ボード
最初発掘したときの写真にはまだ電源のコードが付いていましたが、いつの間にか取れてしまっていました。

Z80ボードの時は発掘してすぐに動作確認していました。ところがMC68kボードの方は確認が難しかったのでそのまま放ってありました。

最後に使用していたのはCP/M-68Kだったはずですが、これはPC-8001mk2と独自のパラレルI/Fで接続してコンソール・ディスクI/Oを借りて動作します。既にPC-8001mk2は動作しなくなっているので同様のI/Fを用意しなくてはなりません。

CP/M-68K移植前はシリアルI/Fでターミナルを接続するだけで動作しますが、そのためのROMがありません。

念のため載っていたROMを読んでみましたが、案の定 CP/M-68K のものでした。

ターミナル用のROMを見つけるか、CP/M-68K用のパラレルI/Fを作るしかありません。ISAバスのPCがあればハードウェアは8255を載せるだけですが、今時のPCでは結構面倒なことになります。ソフトウェアはCP/MのBIOS機能だけですがプロトコル資料などは行方不明です。

探し回ったところ、CP/M-68K移植までの開発環境のフロッピーがイメージ化されて残っていました。
開発環境
エミュレータで内容を確認します。

これにはPC-8001mk2上で動作するクロスアセンブラとモニタ/Tiny BASICのソースコードが入っていました。最終のROMデータはありませんでしたが、分割アセンブルされたオブジェクトは残っていました。このクロスアセンブラはリロケータブルアセンブラではないのでリンクは自作のBASICプログラムで行なっていたようです。

リンクといってもアドレスを決めて結合しているだけです。相互参照の解決は決まったアドレスにジャンプテーブルを置く方式でした。

BASICプログラムを解読しながらROMデータの生成をすることができました。

ROMが用意できたので次は電源を入れてみるところからを予定しています。


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