2019-05-15 23:43 — asano
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とても高価そうなユニバーサル基板が出てきました。未開封の新品です。
どちらが表面なのかがわかりにくいのですが、SPARC CPU-1E/4と見比べてみるとこちら側が部品面(表面)だと思われます。
大きさは約22cm×23.5cmあります。手前側のP1,P2にはそれぞれ32×3ピンのコネクタが付くようになっており、VMEバス用で間違いなさそうです。
中央エリアのパターンは一般的な100mil格子の蛇の目ですが、5列ごとに電源とグラウンドらしき穴が並んでいます。一つおきにランド形状が変えてシルクもあるので電源とグラウンドが交互に接続されているのでしょう。ということはこの基板は最低でも4層基板ということになります。
P1とP2の間の「MVX-06AW-220M」が型番、「220」はサイズでしょうか。
こちらには「MVX-06-220M serise」とあり、仕様の異なるものが何種類かあったことがわかります。「serise」は「series」の間違いかな。
「ショーエイ」は昭英電機、ウェブサイトも存在しますがこのボードの情報は見つかりませんでした。
6列並んでいいて、BとBが接続されています。反対側ではAとA・CとCが接続されていて、写真手前側の3列にコネクタを付けます。
型番のすぐ上にある大きなG1,V1が内層のグラウンド・電源への供給源でしょう。基板の縁に平行な四角ランドがV1で、45°傾いた四角がG1ということのようです。わかりやすいですね。メインエリアの中にも配置されていて最短距離で接続できるように配慮されています。
さて、なんでこんなボードを持っていたのか、VMEバスのボードを作ろうと考えたことはありませんし、こんな高価なボードを買うはずもありません。まともに買えば1万円以上したはずです。どこかで廃棄予定のを貰ったのでしょうね。
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