2019-10-25 23:53 — asano
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MN1613を動かせないかと思っているのですが、いかんせん資料が少なすぎます。とはいっても新たな資料の入手は難しいので今ある資料からピン機能を類推してみます。
- 1:OE
出力端子
BS00~BS15をCPUが出力しているとき"L"となる。バスバッファの方向制御用か? - 2:EA0/FSYC
出力端子(3S)
BS00~BS15にアドレスが出力されているタイミングで拡張アドレスが出力されるので、ADSDでラッチする。
データのタイミングでは命令フェッチのとき"H"が出力される。 - 3:EA1/CSTP
入出力端子(3S)
BS00~BS15にアドレスが出力されているタイミングで拡張アドレスが出力されるので、ADSDでラッチする。
データのタイミングでは何か(不明)を入力する。データシートの使用条件の表には「停止情報」とあるが詳細不明。 - 4~19:BS00~BS15
入出力端子(3S)
マルチプレクスバス。BS00がMSBなので注意。
ADSDでアドレスをラッチする。 - 20:VSS
電源端子
グランド端子。 - 21:ST
入出力端子
シリアル入出力タイミング(クロック)信号。内部クロック・外部クロックともに可能。詳細不明。 - 22:SD
入出力端子
シリアル入出力データ。詳細不明。 - 23:CSRQ/RUN
入出力端子(オープンドレイン?)
CPU実行中は"L"が出力される。
HLTが"L"で停止中に"L"を入力することでコンソール要求となる。 - 24:STRT
入力端子
CPU停止中に"L"パルスを入力するとCPUが実行を開始する。もしHLTが"L"ならシングルステップ実行して停止する。
"L"固定で動作すると楽なのだがどうだろう? - 25:HLT
入力端子
"L"を入力するとCPUが停止する。"H"にしても勝手に実行開始はせず、STRTが必要 - 26:IRQ0
入力端子
レベル0の割り込み要求。 - 27:IRQ1
入力端子
レベル1の割り込み要求。 - 28:IRQ2
入力端子
レベル2の割り込み要求。 - 29:RST
入力端子
リセット入力。データシートの端子配置図にはRGTと記載されているが、RSTの誤りと思われる。 - 30:BSAV
入力端子
BSRQに対するACK。CPU以外にバスマスタがいないなら"H"固定でも良い。 - 31:DTAK
入力端子
DTSDに対するACK。アクセスタイムに余裕があれば"L"固定でも良い。 - 32:BSRQ
出力端子
バス要求信号、BSAVで返答(論理が逆なので注意)する。 - 33:IOP
出力端子
メモリ空間アクセス時は"L"、I/O空間アクセス時は"H"を出力。 - 34:WRT
出力端子
読み出しアクセス時は"L"、書き込みアクセス時は"H"を出力。 - 35:DTSD
出力端子
データのストローブ信号、DTAKで返答する。 - 36:ADSD
出力端子
アドレスラッチ信号。MN1610ではADAKにACKを返す必要があるが、MN1613ではACKは省略されている。単なるアドレスラッチに時間がかかることは考えにくいからか? - 37:SYNC
出力端子
X2の1/4の周波数が出力される。 - 38:X2
水晶発振子
外部クロック使用時はここに入力。 - 39:X1
水晶発振子 - 40:VDD
電源端子
5V±5%。
まだまだわからない点が多いですが、デバイスを破壊する心配はあまり無さそうです。実際に動かしてみたほうが早いかな。
参考文献・関連図書:
MN1613データシート, National.
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