2019-12-03 23:54 — asano
これも撮影したまま忘れていました。
PlanexのENW-3503-T、PC Cardタイプのネットワークカードです。
10Base-Tのみの対応なのでかなり古いものですね。今ではWi-Fiがあって当たり前ですが、優先ネットワークも標準装備されていなかったころのものです。
左側をカードスロットに挿し込みます。
中央部分が少し膨らんでいるので厚さ5mmのType IIと呼ばれているものですね。もっとも一般的なものです。
周囲のところは3.3mmでこれは全Type共通です。全体が3.3mm厚のものはType I、中央部が10.5mm厚のType IIIと呼ばれていました。もっと厚いものもあったようですが見たことはありません。挿せるスロットも特殊なものになるので使い難かったでしょう。
これは裏側。
Node ID: とあるのはEthernetのMACアドレスです。
PC Cardのコネクタは2列の68ピンです。
カードスロット側は細長いピンが並ぶので乱暴に挿入するとピンが曲がったり折れるリスクがあるので要注意です。
PC Card は基本的にISAバス相当ですが、同じコネクタでPCIバス相当のCard Busというものもありました。Card Bus対応のスロットにはどちらも挿せますが、PC CardのスロットにCard Busのカードを挿すことはできません。物理的に挿せないようになっていた記憶があります。
モジュラーコネクタをつけるにはカードの厚さが足りないので工夫が要ります。
- 本機のように薄型コネクタを搭載し、変換ケーブルが付属するもの
- カードを長く作り、スロットからはみ出す部分を厚くして通常のコネクタを持つもの
- 折りたたみ式の特殊なコネクタを持つもの
2., 3.は隣接スロットのカードと干渉する可能性があるので要注意です。
ケーブル側のコネクタ、一応ロック機構付き。ネットワークケーブルは自重で引っ張られることも多いのでこれは必須です。
モジュラーコネクタ、LEDはここに付いています。「Link」と「Act」ですが、どうせなら色を変えてくれればよいのに。
カードの中身も見てみたいところですが、カシメてある板金を壊さないと開けられそうにありません。
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