2016-08-26 16:39 — asano
これはZilogのZ80 CTC (Counter/Timer Circuit)です。
左下がZilogオリジナルのZ8430BPS Z80B CTCです。Z80Bなので6MHz品ですね。
右上はシャープのLH0082A、4Mhz品になります。右下は同じくLH0082Bで6MHz品です。
カウンタ・タイマはCPUバス等の共通のものを除くと各チャンネルあたり必要なピンは数ピンで済むため4ch入っていても28ピンパッケージに収まっています。
同様のデバイスは各ファミリにありますが、68系のMC6840, 80系の8253/8254, VシリーズのμPD71054などのように24~28ピンパッケージか、80系の8155/8156, MC68kシリーズのMC68230, 同じくZilogのZ8036/8536のようにパラレルポートと一緒になっていますね。
どれも14~24ビットのカウンタが1~4ch入っていますが、なぜかこのCTCだけカウンタが8ビットしかないんです。チャンネル数は必要ならデバイスを複数個接続すれば済みますが、複数のカウンタを繋げてビット数を増やしても使用方法に制限が出来るのであまり使いやすくありません。せめて12ビットくらいに出来なかったのかと思ってしまいますね。
これはZ80ボード3号機に使用しているZ80 CTCです。これのように割り込みコントローラ代わりやボーレートジェネレータに使用するのなら8ビットでも困らないんですけどね。
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