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TMP90C840ボード(ハードウェア編)


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以前TLCS-90ボードは作りましたが、せっかくTMP90C840Nも手に入っているのでこちらも動かしてみることにしました。


TMP90C840NはシュリンクDIPなのでいつものユニバーサル基板(秋月のB基板)が使えません。仕方がないのでサンハヤトのICB-01Bを使用しました。価格は約10倍、秋月でシュリンクDIPやQUIP用のユニバーサル基板作ってくれないかなぁ。

ICB-01Bって長辺の取り付け穴間隔が秋月B基板とほぼ一緒なんですね。おかげでEMILY Board用のコネクタがいつもと同じように配置できました。


中央はもちろんご本尊のTMP90C840N-1351、1351はマスクROMの識別用と思いますが無効化して使うのでどうでもよいです。ソケットはわざわざシュリンクDIPの丸ピンを探して調達しました。

左の24LC64はいつものEMILY Board用のものです。

右はSG-8002DC、ボーレートジェネレータを使う関係で最高速ではなく9.8304MHzです。内蔵タイマ使えば他の周波数でも行けるはずなのでそのうち試してみるかもしれません。

左下の6ピンのコネクタは内蔵シリアルです。

SN74LS139ANはアドレスデコーダ、EMILY BoardのRAMは4k×8bitなので通常はA12, A13を入れるところですが実はA12, A16を入れて以下のようにデコードしています。

Y0 00000H~00FFFH
Y1 01000H~01FFFH
Y2 10000H~10FFFH
Y3 11000H~11FFFH

Y0を基本ボードのセレクトに使い、16ビット拡張ボードのセレクトはY1Y2をジャンパで選択するようにしています。このTMP90C840はインデックスレジスタIX, IXを使ったアクセスのときだけ20ビットアドレスが使えます。これを試し(可能ならUniversal Monitorを対応させ)てみたいと思ってこんな仕様にしてみました。


こういうほぼ一対一で接続するだけのは配線が楽でいいですね。

3箇所以上を接続するとなると一つのピンに線を2本以上繋がなくてはならなくなって押さえる手が足りません。以前は重しをしたり、2本まとめてピンセットでつまんだりいろいろ試しましたが、最近はテープで仮留めすることが多いかな。いずれにせよ手間がかかるのであまりやりたくないですね。

次回はこれのソフトウェア編の予定です。

参考文献・関連図書: 
TMP90C840データシート, Toshiba.
TMP90C840A/841Aデータシート, Toshiba

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