2021-04-25 23:21 — asano
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前回のAKI-H8を動かしてみます。
ベースの基板にはいつものように秋月のタイプBボードです。
基本方針は以下の通り。
- 内蔵Flash EEPROMは使用せず、EMILY Boardを使用
- ソフトウェアはUniversal Monitorを動かす
- コンソールはEMILY Boardか内蔵SCIのどちらかを使用する
AKI-H8は前回書いたようにレギュレータとレベルコンバータのICを取り外しています。低融点ハンダを使用したのですがレギュレータのパターンを一ヶ所剥がしてしまいました。
必要な信号はCN1~CN3に分散していたので3つとも実装しましたが、必要なピンのみしかまだハンダ付けしていません。レギュレータを外したのと内蔵ROMへの書き込みを行わないことからCN4は省略しました。
JP2はモード1に設定しています。これは内蔵ROM無効・アドレス空間1MB・8ビットバスです。16ビットにしなかったのはバイト単位の書き込みをH8はWR信号で、EMILY BoardはCSで行なう仕様のため、グルーロジックが必要だったからです。
ベース基板に載っているのはEMILY Boardへの34ピンと20ピンのコネクタ、24C64用のソケット、あとAKI-H8の下に隠れてしまっていますがSCIにTTL-232R-5Vを接続するためのコネクタです。
ソフトウェアはUniversal Monitorを移植し、現時点でD(ump), S(et), G(o)の各コマンドが動くようになっています。
今回主にMC68000用を基にして移植しましたが、大部分はあまり考えることなく半ば機械的に書ける感じです。しいて言えばレジスタ数が少ないので部分レジスタにどう割り当てるかくらいでしょうか。SuperHを書いた後だと素直で書きやすいと感じますね。
コンソールはEMILY BoardとSCIどちらかが動けばと思っていましたが、どちらも簡単に動いてしまいました。EMILY Boardは共有メモリでプロトコルもこれまでに多くのプロセッサで書いているのですぐに動きましたし、SCIもSuperHのものと共通(PFCの設定が不要な分SuperHより楽)なのでそのまま移植したらOKでした。
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