2021-05-27 21:38 — asano
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昨日の続きです。
一度アクセスしたところに続けてアクセスすると(キャッシュが効いているためか)今度はすぐに応答があります。下回りのほうで何かが起こっている可能性が高くなってきます。
ここでふとリソースモニターを確認するとCPU使用率もメモリ使用率も低いままです。Linuxは詳しくはありませんが、こういう場合はI/O待ちが疑われます。それで各HDDの状態を確認すると1台に警告が出ていました。ただ入出力状態は正常で、SMART情報のみが警告状態です。
入出力に問題がないのなら(早めにHDD交換するべきでしょうが)すぐに影響は無いはず。
念のためにシステムログを確認したら...
Host: Drive7 medium error. Please run bad block scan on this drive or replace the drive if the error persists.
Host: Drive7 Write I/O error, ABORTED COMMAND sense_key=0xb, asc=0x0, ascq=0x0, CDB=2a 00 00 05 c0 30 00 00 08 00 .
Host: Drive7 Read I/O error, UNRECOVERED READ ERROR sense_key=0x3, asc=0x11, ascq=0x4, CDB=88 00 00 00 00 01 c8 66 27 00 00 00
このようなエラーが記録されておりました。こんなのログ見に行かなくてもLEDやブザーで警告してくれるものと思っていた(ファンが止まるだけで警告される)のでログ未チェックでしたが早く見るべきでした。
スキャンしろとのことですが時間がかなりかかりそうなのとRAID 6なので1台抜いてもまだ冗長性はあることから問題のHDDを引き抜くことにします。
抜いたら... NFSもファイル共有もこれまでが嘘のように直ってしまいました。
TS-869 Proは本体にステータスのLEDも 16×2のLCDも付いているのだから警告してくれても良いのに...
それとも今回が特にタチの悪い壊れ方だったのでしょうか?
この時点でTS-410の方は2台目のHDDを交換して再構築中、3,4台目用のHDDも到着している状況でした。とれる選択肢は2つあります。
- 調達済みのHDDは予定通りTS-410に使用し、TS-869 Pro用は新規に調達
- 調達済みのHDDの1台をTS-869 Proにまわし、TS-410用には追加で調達
1.だとTS-869 Proは容量を増やすことも視野に入ります。
2.だとTS-869 Proの縮退運転の期間をわずかですが短くできます。
ですがTS-869 ProはRAID 6なので縮退運転でもまだ冗長性残っていて急ぐことはないと判断しました。ただ容量の増加も諦めました。すでに4台入れ替えているところでさらに8台も買い換えるのはさすがに負担が大きすぎます。また今回の件でかなり無駄なファイルがあることもわかったので整理すれば当面は何とかなるでしょう。
ということで交換用に4TBをもう1台手配しました。
これを書いている時点の状況はこうです。
- TS-410は3台目のHDD交換を終えて再構築中(96%)
- 最後に手配したHDDは未着
あと5時間くらいで再構築終わりそうなので、寝る前に4台目交換したいところですね。
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