2022-01-23 12:12 — asano
カテゴリー:
後から注文した方のプリント基板が先に到着しました。
これが小さな箱に入った状態で届きました。
頼んだ5枚がまとめて真空パックされているみたいです。
J1,J2はいつものEMILY Boardのコネクタ、位置も一緒です。これPCBエディタ上では干渉していると指摘されていたのですが、これまで現物で問題なかったので強行しました。
X1はSG-8002DC、標準のフットプリントは4ピンですがソケットの入手が難しいので8ピンのフットプリントに変更しています。
太い電源ラインと、QUIPと上下のコネクタを接続しているのが手配線した分、残りが自動配線で引いたものです。
QUIPのフットプリントは新たに作成したものなのでまずソケットを載せてみて確認しました。実寸プリントで事前確認しているとはいえ、現物がOKになるとホッとしますね。
良さそうなので部品を実装していきます。U11~U13, U21~U23は何かあった時のため予備なので未実装、J3,J5もI/O引き出し用なのでとりあえずはそのままにしておきます。
SG-8002DCはほぼ上限の2.2MHzに設定しました。
最後にμPD7800Gをソケットに入れるのですが、これが実は大変でした。
山一のZIFソケットは穴が小さいうえに途中に引っ掛かりがあるらしくピンがまっすぐでないとなかなか入っていきません。
一方QUIPのピンはDIPのように根元の太い部分がなく下手に触るとすぐに変形してしまいます。「ピンそろった」のような道具も使えずピンの曲がりを1本ずつ修正していかなくてはなりません。しかも太い部分がないということは折れるときは根元から折れるリスクが高いと思われるので緊張します。
固いのかなと力を入れると実は引っ掛かっていてピンが変形してしまったり、折れる前に入るだろうかと心配になってきます。
それでも何とか挿入できました。
これ余程のことがない限り抜くべきではないですね。静電気その他より抜き差しに伴うピン折れリスクの方が高いでしょう。
左上の24C64が未実装になっていますが一応の完成です。
ソフトウェアの方は当然Universal Monitorを移植します。前にも書いた通りμPD7800とμPD7810では基本的(RET
など)の命令コードが異なっているのでそのままでは動作しません。
- CPUの指定を
CPU 7800
に変更 SLL A
/SLR A
をSHAL
/SHAR
に変更- Bレジスタのシフトができないので
RDHEX
ルーチンの該当箇所を書き換え(メモリにおいてRLD
の方が良かったかも) MM
レジスタの初期化を削除- 存在しない
EA
レジスタ関連(退避・復帰・表示など)を削除 SOFTI
でスタックに積まれるPC
が異なるようで補正を変更
上記変更でアセンブルも通り、実機でもすんなり動作しました。
コメントを追加