2017-09-19 21:42 — asano
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今日のものは昔買ってしまったもののある理由で使われずにきたLED表示器です。
これがそのLED表示器、写真ではわかりにくいですがよく見ると「1 8:8.8」の3½桁であることがわかります。
さらにこの写真から何故使わなかったかもわかります。
ヒントは下敷きの1cm方眼ですよ。
裏返してみたところ型番らしきものが書かれていました。
「SL-1495」で調べたところ、三洋製でアノードコモンの赤色のものとわかりました。ダイナミックドライブ用のものではコモンが桁ごとに出ていますが、これは全桁のコモンが一緒になっているスタティックドライブ専用のものです。これも使わない理由の一つではありますが、メインの理由ではありません。
それより問題だったのはピン間隔です。最初の写真を見ると左端のピンが線上にあって6本目が次の線上、つまり2mm間隔なのです。7セグメントLEDには多いのですが、どうして買うときに気付かなかったのだろう。
データシートにはさらに適合するコントローラICの型番「LC-7250」も記載されていましたのでそちらも調べてみました。
カーラジオ用の周波数カウンタと時計のICで、カウンタの方は局発を測定する仕様で中間周波数分を補正する機能が付いています。前に74C915のところで書いた補正機能です。よく使われるAMの+262.5, +452.5, +455, +470kHz、FMの+10.7, -10.7MHzに対応しています。
スタティックドライブなので42ピンDIPと大きなパッケージです。それでもスタティックを採用しているのは何故なのでしょう? 一つ思いつくのは桁ドライバのトランジスタが不要なことですね。
参考文献・関連図書:
字高6~8mmH 3~4桁LED数字表示素子 データシート, 三洋電機.
LC7250データシート, 三洋電機.
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