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模型のリモコン


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もう何週間か前になりますが Twitter で面白いスイッチを見つけました。(下記リンク参照)

これの両モーメンタリタイプ、40年ほど前に欲しくて探したんですが見つけられなかったんですよね。今みたいに通販でどんなものでも買えるわけではなく、特殊なものはよほどの偶然と幸運が無ければ入手できませんでした。

ということで今回はこれが欲しかった理由手に入るものでどう代用したかを書いてみようと思います。

まだ小学生だった頃、よく近所の図書館で『模型とラジオ』などの模型雑誌を読んでいました。電子工作目当てなのですがついでに模型製作の記事も読んだりしていまして、ラジコン自動車の製作記事なんかがあるわけです。

飛行機もあったはずですが、さすがに雲の上の存在と思っていて...

いわゆるプロポを使った左レバーで前後進と速度を右レバーでステアリングという操作に憧れました。

とはいえそんなものを買うお金はありません。

スイッチによるON / OFF制御とコード付きのリモコンなら自分で作れるし、そんなにお金はかからないだろうと思ったのですが...

  • ステアリング機構は当時の私には工作が難しく感じた
    お金が無いのでサーボなどは使えず、DCモータとタミヤのギアボックスで作らなくてはなりません。
  • スイッチのみでどう動かすのか
    やはり右スイッチを中立にした時には直進してほしいわけですが、スイッチとDCモータだけでやらなくてはなりません。今ならマイコン一発ですが...
  • あまり速度が出ても
    走らせる場所は部屋の中か庭くらいなので低速の方が都合がよい。

となると4輪式より装軌式(いわゆるキャタピラ式)の方が良さそうです。これならタミヤのパーツ類とシャーシ代わりのカマボコ板で簡単に作れます。

当時から機能・機構には興味があっても外観にはまったく興味なかったのでボディは作ろうともしませんでした。

次にコントローラを作らなくてはなりません。

装軌式なら左右のモータをそれぞれのレバーで前後進させるのが一般的です。市販品のリモコンもそういう仕様だったと思うのですが、雰囲気だけでも最初のラジコン風にしたかったのです。

まず左レバーでの前後進は両モーメンタリON-OFF-ONの2回路のスイッチでOKです。

問題は右レバーで、中立時は直進のために両方ON・レバーを倒すと片方がOFFというスイッチが必要になります。冒頭のスイッチはこの使い方が出来そうなのですが、当時購入できたスイッチにはそのようなものはありませんでした。

リレーを使うことも考えたのですが、結局は次のような回路に。

レバー中立にすると左右のモータが直列になり両方が回って直進します。レバーを右に倒すと右モータが短絡され停止し右に旋回し、左も同様です。モータにかかる電圧が変わるのが欠点ですが、3V用のモータは1.5Vでも回るので問題はありませんでした。

左右を逆回転させる超信地旋回はできません。

これ自分用の他に親戚の子にも作ったように記憶していますね。残念ながら現物は残っていないと思います。


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