2016-12-24 22:29 — asano
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またもSCSIの変なデバイスが見つかりました。
私はこれまでモニタ機能付きのSCSIターミネータだと思っていましたが、今回書くにあたって調べたところ不思議なデバイスでした。
見つけたマニュアルによると以下の機能があるようです。
- FPT (Forced Perfect Terminator)なるアクティブターミネータである
- 信号の電圧が安定するのでどちらのケーブルも80 feetまで伸ばすことができる (注:Paralan SIR-S8のようなものか)
- ケーブルのインピーダンスのマッチングを取る
- バスの状態をLEDで確認できる
- 安全にデバイスの着脱をすることができる
デバイスの着脱についてはやり方も記載されていました。
- TRM以外のLEDの消灯を確認する
- スイッチを「SAFE」に切り替える
- SAFE LEDが点灯したら着脱できる
おそらくこの後スイッチを「ON」に戻して、スキャンを実行するのでしょう。
接続図などが何も無いのでこれ以上はわかりませんでした。
カバーを開けてみると表面にはスイッチ・LEDの他はトランジスタのみです。
最初マニュアルに書かれていた「32282」が型番だと思ったのですが、基板上の「TFL-T210TT/S」も型番ぽいです。こっちで検索すると若松通商の通販サイトが引っかかり、今でも購入できるようです。
基板裏面にはCR類とICが2つ載っていました。
TFL-001U の方が「SCSI-FPT」と書かれていることからも本命でしょう。もう一方はHC04ですから単なるインバータですね。
オレンジの線はコネクタのシールド同士を接続しています。ケースは樹脂製ですが、内側に導電塗装がされていたのでノイズには苦労したのかもしれません。
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