2016-12-23 23:58 — asano
カテゴリー:
前に64k SRAMのところであまり使いやすくなかったと書きましたが、反対に使いやすかったのがこの256k SRAMです。
これは日立のHM62256LP-12ですね。MC68kボードやMAA-1などで使用しています。
これも日立製ですが、型番が総容量ではなく32k×8bitの形になっていますね。これはPCマザーボードのキャッシュに使われていたものだと思います。
486時代のキャッシュには高速な256k SRAMが多く使われていて、ありがたいことにソケットに実装されていることが多かったため、ボード廃棄時によく抜いていました。この「-15」は150ns品ではなく15ns品のはずですから、8ビットCPUに使うのは勿体無いですね。MC68020かMC68030にこれ4つ組み合わせたら何MHzくらいまでWAIT無しでいけるでしょうか?
これはSAMSUNG製のKM62256AP-10です。MC68kボードの第3期でCP/M-68K用にメモリ増設した際のものです。
EPSON製のもの、確か秋月電子で売られていたものと思います。ROMエミュレータに使用しています。
最後は東芝製のTC55257DPL-85Lです。これは買っただけで何かに使った記憶が無いです。
いろいろ持っていますが、特に使い分けていたというわけではありません。使いそうなデバイスなので安く見かけたとき買い増していたらこうなってしまっただけです。
これらの256k SRAMたちは32k×8bit構成で、ちょうど2つで一般的な8ビットマイコンのメモリ空間を満たすことができます。MAA-1のように同じく256kのROMと組み合わせて使うのも良いですし、ブートに工夫は必要ですが、2つあればCP/M-80を動かすこともできます。
メモリ空間の広い16ビットCPUとなるとちょっと容量不足の感はありますが、4つでCP/M-68kの必要メモリを確保できますから悪い選択ではありません。
コメントを追加