2016-05-14 22:23 — asano
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CasioのMSXパソコンPV-7です。もともと超低価格路線でしたが、これの購入価格はなんと500円でした。秋葉原の店頭(確か和知電子)に2台置かれていて、どちらかは完動品1台500円というので一緒にいた友人と1台ずつ購入したのです。どちらが動作しなかったのか忘れましたが、簡単に修理できて両方とも稼動しました。
通常カーソルキーのある部分にジョイパッドが鎮座していたり、「TR1」「TR2」ボタン(TRはトリガーでしょう)があるなどパソコンというよりはゲーム機としての位置づけだったのではないでしょうか。
背面には電源スイッチ(シーソースイッチ)とその右横にACアダプタのジャックがあります。左にある丸い穴はリセットボタンをつけるために開けた穴なので元からあったわけではありません。
それよりも問題なのは写真中央のラベルで、赤で「A-0000」と記入されているわけですが大量生産するはずの低価格機でシリアル番号が4桁というのは考えにくいです。ちなみに友人のもう一台は「A-0001」だったと思います。もしかして流出した試作機だったのではという疑念が残ります。
これは右側面、左端は「CMT I/F」プログラム保存用のテープレコーダを接続する端子、NECのPC-8801(あのPC-9801にもオプションボードで付いたはず)や富士通のFM-7などと共通と思っていたのですが、なんかピン数が違いますね。独自仕様にした理由は何だったのでしょうか?
隣の黄色いコネクタは「VIDEO」でコンポジットビデオの出力端子、さらにその隣の黒いコネクタは「AUDIO」で音声の出力端子です。まだモノラル出力の時代です。
右端の茶色のコネクタは「TV」、RFモジュレータの出力で、ビデオ入力端子の無いテレビでも使えるようにTV放送(もちろんアナログ)の電波と同じ形式の信号が出ていて、これをそのままテレビのアンテナ端子に繋げば映る仕掛けになっていました。
続いて左側面、「CONTROLLER」と書かれていますが、要はジョイパッド(ジョイスティック)です。
私は買っただけであまり使わなかったのですが、友人はお揃いのデザインで出ていた周辺機器を買い揃えていましたね。
2017年2月9日追記:
「A-0000」について、ネットの写真を見るとどれも「A-0000」,「A-0001」などのラベルが貼られているようなのでシリアル番号ではなさそうです。そうなると「試作機の疑い」も違っていそうです。
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