2017-02-05 15:31 — asano
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いつ何のために買ったのかわからないものがまた出てきました。
富士通製のMB81C4256-12P、256k×4bit構成の1Mbit DRAMです。1988年製でしょうか。
「-12P」はRASからのアクセス時間は120nsですから、今の感覚からすると信じられないくらい遅いですね。当時も今と同様にアクセス時間の異なるものがラインナップされていて、このMB81C4256も70ns, 80ns, 100ns, 120nsのものがあったようです。
この頃がDIPのDRAMが普通に手に入る最後の頃だったと思います。次の4Mbit品くらいまでは一応データシートにはありますが、あまり見かけなかったような。
以後はSOJやZIPが主流になりますね。ZIPは基板さえ何とかすれば手ハンダは問題なさそうです。SOJはリフローなら実装密度を上げられますが、手ハンダは無理ですね。間隔をあければできないことはありませんが、それだったらZIPの方が高密度化できそうです。
まぁ、無理せずSIMMを使ってしまうのが正解でしょう。
昔の『トランジスタ技術』誌の広告を見ると、1989年頃から一般に出回り始めたようです。1個3000円程度でした。
2017年2月8日 追記:
よく見ると足にソケットに抜き差ししたような跡がありました。ということは何かの基板から抜いた可能性が高いです。
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