2017-05-10 11:46 — asano
これはUSB接続ならPCにも使えるだろうと数年前に買ったSunワークステーション用キーボードです。
独自インターフェイス時代のType 5キーボードと配列は一緒です。
予想通りPCにも接続できました。キーの対応はmskeyで確認したところ以下のようになっていました。
- 左端2列のキーは反応なし。元々PCには無いのでちょっと邪魔な以外は問題ありません。
- ESCの上の真っ白のキーも反応なしです。
- 右上の三日月はUnknownと言われてしまいました。
- 三日月の左の音量やコントラストのキー3つも反応ありません。
- ♦はWindowsキーに対応していました。
- ComposeはApplicationキーに対応していました。
ネジは裏に2本だけですが、ツメがたくさん配置されているので開けるのは結構大変です。
キートップと上下にスライドする機構が樹脂のシート上に固定されています。このシートはネジ3本とツメで固定されているのですが、ツメはシートの下に配置されていて丁寧に外すことはできませんでした。ネジを外したら端からベリベリ剥がすようにするしかありませんでした。
軽く引っかかったツメが多数配置されているので、マジックテープを剥がすような感覚です。
続いてラバーカップのシートを外します。これは特に固定はされていません。たくさん開いている穴は位置決めと前述のツメを通すためです。
次は配線のされているシートです。これは1枚ではなく2枚が重なっていて、数箇所で接着されています。
キーマトリックスの縦と横にそれぞれ対応しています。基板へのエッジコネクタが2つありますが、左のピン数が多いほうが上側のシート、右側が下のシートです。
このシートの下には鉄板があります。
左端のコネクタはケーブル、USBの4ピンです。
その右にはなにやらディップスイッチが取り付けられそうなパターンがあります。Type 5キーボードの前期モデルはスイッチでキー配列等を変更でき、後期モデルでもスイッチは省略されたもののパターンは残っていたようなので、これもその名残りではないかと思います。
CypressのCY7C66113C-PVXCはFull-Speed USB Peripheral Controller with Integrated Hub、USBハブ内蔵のワンチップマイコンです。USBのAコネクタが3つ並んでいますね。おそらく一つはマウスを想定しているのでしょう。
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