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東芝未来科学館


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今日は川崎の東芝未来科学館に行ってきました。「日本科学未来館」と名称が似ていますがそちらではありません。

東芝未来科学館
あいにくの雨でしたが、屋根のある通路で行けますので助かりました。

入場無料ですのでパンフレットだけ貰って入ります。平日だったのでそれほど混んではいなかったのですが、社会科見学らしい小学生がちょっと騒がしかったかな。

自動改札
鉄道系の博物館で自動改札機が展示されているところはありますが、この自動改札機は裏・横向き・2枚重ねなどの処理も含めて実演してくれます。

思わずパイプライン処理(という言葉は使いませんでしたが)も聞いてみましたが、それも動かして見せてくれました。前の人が取るまで中で保留しているんですね。

0.85in HDD
これは0.85インチの超小型HDDですね。

2004年にギネスで世界最小に認定されたそうですが、その後の話は聞きません。やはり小さすぎて扱いにくいのか、フラッシュメモリと競合するからなのでしょうね。

万年自鳴鐘
東芝創業者の田中久重の作品として有名な「万年自鳴鐘」の複製です。複製とはいっても現物を分解調査し、機構シミュレーションを行なって作成されたものだそうです。
オリジナルは国立科学博物館に展示されていますが、劣化防止のためか照明が暗いのでじっくり観察するならこちらの方が良いでしょう。

計数形電子計算機 TAC
東芝と東大の共同研究で生まれた電子計算機の一部です。全体で真空管を7000本ほど使用していたそうですが、展示されているものをざっと数えると200~250ほどなのでこのラックが30個並ぶということでしょうか。
よく見ると球のところに5726, 5814, 6BQ5などと型番が書かれています。手書きで書き直しているところもあるので動くまでには苦労があったのだと思います。

私の興味を引いたのはブラウン管メモリでした。
これまで蛍光体の残光によって記憶していると思っていたのですが、書き込みは良いとして読み出し方法が謎でした。実際は電荷の変化として記憶していたのですね。時間とともに電荷は失われるのでリフレッシュ動作が必要です。
これといい水銀遅延線メモリやコアメモリもそうですが、昔はメモリは苦労していたのですね。

KT-Pilot
東芝と京大で製作した日本初のマイクロプログラミング方式コンピュータのKT-Pilot、こちらはトランジスタ式です。
上部に3つ並んだ四角形の部分には端子が並んでいます。プログラムにパッチボードを使用したそうなので、これがそうだと思われます。

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