2018-04-04 21:39 — asano
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5回目となるNTT技術史料館シリーズですが、今回で最後です。
このような部品単体の展示もあります。
どちらも中継用に使われた真空管です。電電公社向けに製造されていたもののようですが、今回調べてみると個人で所有されている方やアンプを作った話なども出てきます。放出品などが入手できたのかもしれません。
個人のラジオ等は切れてから交換しますが、業務用の場合は一定の使用時間で切れていなくても交換するのが普通です。
DIPS-1というのは電電公社と日本電気・日立製作所・富士通が共同で開発していた計算機プロジェクトです。これはその一部ですね。
よく見るとどこか見覚えのあるICがいます。最下列の右から2つ目、下から3段目の右から3つ目にいるのはHD2501です。他も日立のHD25xxシリーズ、つまりスタンダードTTLで構成されています。
5回にわたって印象に残った展示品を紹介してきました。例によってこれらは全展示物のほんの一部でしかありませんので、ぜひ足を運んでみてください。古い電子機器に関心のある方でしたらきっと楽しめると思いますよ。
私は木曜日の昼、開館時間に合わせて行きました。OBの方が案内してくださるということでまずは一緒に回ることにします。その方はずっと移動体通信をやられていたとのこと。展示量が多いので保存に理解があるのかと聞いてみたらそうでもないとか、スペースは限られているのでいつまで保存できるか不安だそうです。
その後一人で写真撮りつつ回りましたがとても時間が足りず閉館時間に...
翌金曜日もまるまる使って一通り回れたかなといったところです。受付の方は呆れていたかもしれません。
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