2018-04-14 21:38 — asano
PC系のものは久しぶりになりますが、ネットワークボードが見つかりました。
PCIバスの100BASE-TX対応のネットワークボードです。
大きなQFPの21143-PDがコントローラ、Intelのマークが入っていますが元はDECが開発したものです。
DEC(Digital Equipment Corporation)はPDP-8, PDP-11といったミニコンやVAXを作った会社です。今でも端末エミュレータの設定に登場する「VT100」もDEC製のターミナルですし、AlphaマイクロプロセッサもDECが開発したものです。
20年程前にはDEC HiNote UltraというノートPCもありましたね。小型軽量でしたがとても高価なもので、当時上司が使っていましたが我々には買ってもらえませんでした。
20年程前にはDEC HiNote UltraというノートPCもありましたね。小型軽量でしたがとても高価なもので、当時上司が使っていましたが我々には買ってもらえませんでした。
100BASE-TXの初期の頃はよく見かけたデバイスでした。
右にあるのはネットワークブートのためのROM用のソケットです。
内側にラッチICが収まっています。時分割になっているPCIのアドレス用ラッチと思われます。
21143の上にはMACアドレス格納用のEEPROM 93LC46があります。
左側にはPHYのKS8761がいます。
さらに左の16PT6122Bは絶縁用のパルストランスです。これは挿し部品ですが、パターンを見ると表面実装タイプも使えるように工夫されています。
裏側には部品はありません。
黒っぽいところは内層のパターンが見えています。右側の色が薄いところはパルストランスがあるところ、絶縁耐圧の関係なのか内層のパターンも抜かれているようです。
ブラケット部にはモジュラーコネクタとLEDのみです。
右端がどういうわけか切断されています。
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