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ズームレンズ


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父の書斎からこんなものが発見されました。


トキナーというメーカー、形状から考えて交換用レンズでしょう。

ということで袋から取り出してみます。


右側の太いリングが「∞ m」の目盛りがあることからピントのようです。

次はちょっと見にくいですが「CLOSE FOCUS」とありますからマクロ撮影用でしょうか。通常ロックされていて銀色のボタンを押すと回転させることができます。

一番左のリングはその数字から絞りと思います。


実は太いリングは回転させるだけでなく、前後にも動かすことができます。前後に動かしてズーム、回転させてピントを合わせます。

そういえば子どもの頃に父がズームレンズ買ったと喜んでいたことがあったように記憶しています。

ところでマウントは何でしょう?


ということでカバーを外してみました。

電気接点はありませんね。

ボディと機械的に連動させるためと思われるレバーが2つあり、片方は絞りリングと連動しているようでした。もう一方はよくわかりません。

α3700を持っていたのは知っていますが、これはαマウントではありません。他に何を持っていたのだろう? もう少し探してみたら何らかのボディが出てくるかな。


コメント

 絞り開放で明るいファインダー像を見ながら、シャッターを押した際に自動で絞り込むため、レンズ側の絞り環の設定をボディーに伝えるためのものと、ボディー側からレンズの絞り羽を操作するものです。
 多分、MF時代のミノルタのMDマウントだと思います。旧式で連動ピンのないMCマウントもあり、相互に互換性があります。 カメラでいえば宮崎美子さんのCMで有名なX-700があります。
 直進ズームは、回転ズームのヘリコイドより設計・製作が難しくAFを組み込むことができず廃れましたが、フォーカス環と一体化していてMF操作とズーム操作が同時にできるため人気がありました。

試しに絞りリングと連動していない方のレバーを指で動かしてみたら絞り羽動くの見えました。
そうか露光時だけ絞るためにはレンズ側だけで完結するわけにはいかないのか。

これ「直進ズーム」っていうんですね。
操作が直感的(回転のだと右でテレのと逆のがある)なのと別のリングを探さなくていいのは良さそうです。が、MF超苦手なので…… 残念です。

 調べたらちょっと記憶違いで嘘になってしまったため、訂正。
 連動ピンがないのはSRマウント、連動ピンが付いたのがMCマウント、プラスチックを使用し軽量廉価にしたのがMDマウント。レンズメーカー製はMC/MDの区別はない。CMで有名なカメラはX-7で、そうしたMDマウント最終モデルがX-700でした。
 ミノルタの勝負機に7の数字が使われるのは、NASAの宇宙船Friendship7に持ち込むカメラの外付け露出計にミノルタの製品が採用されたことを記念してなんだそうです。 最近のCPUみたくBMWの型番由来だと思ってた。

>回転のだと右でテレのと逆のがある
フォーカス環と合わせて4通り全ての組み合わせのレンズが実在して困惑します。ニコン・ペンタックス、キャノン、ミノルタ、オリンパスだったかな。
レンズメーカー製だと、同じレンズでもマウントごとにカメラメーカーに合わせるか全部同じにするか、製品ごとにまちまちで新製品を店頭で触るまでわからないものでした。

> MF超苦手なので
 正確にはズーム操作で焦点移動のないレンズだけがズームレンズで、焦点が移動してしまうレンズはバリフォーカルレンズといいます。
 真のズームレンズであれば拡大してピントを合わせて元に戻せば正確なピント合わせができ便利ですが、MFをあまり考慮していないAFレンズは設計の容易なバリフォーカルレンズばかりになってしまいました。

> レンズメーカー製はMC/MDの区別はない
まぁ材質の違いだけなら無理して区別しなくてもとは思いますね。
「7」はミノルタからソニーまで受け継がれているように思います。

基本AFで撮っているのでフォーカスの向きは気にしていませんでしたが、ズームは純正とシグマ製とでよく混乱しておりました。とっさに動かしたい場合って航空機撮ってる時が多くて被写体ロストしてしまう。

ズームレンズとバリフォーカルレンズ
このレンズはどちらなんだろう?
リングの動きは前後(ズーム)の方が重く作られているようで、フォーカスだけ回すのは容易ですが、前後に動かそうとするとどうしても左右にも動いてしまって…… 真のズームレンズである意味があまり感じられないかも。

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