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アナログ回路屋です.

4000シリーズCMOSはアナログ回路と大変相性が良いので、よく使います.
耐圧が高く、±5Vや±8Vといった両電源回路でも使えるし、アナログ・マルチプレクサの4051/52/53は正極性のロジック信号で±のアナログ信号を制御できるし、スイッチング速度が適度に遅いのでスイッチングノイズが出にくいし、リーク電流は小さいし、値段は安いし、供給も安定していると良いことづくめです.

加算器など演算回路やレジスタファイルなど高機能のICは製造中止品が多いですけど、アナログ回路で使うアナログスイッチや単純なゲートICは製造メーカーも多く、Rohmのように比較的最近に製造を始めたメーカーもあり、当分は安定な供給が期待できると思います.

4000シリーズCMOSとOPアンプのLM324/358、コンパレータのLM393/339あたりを組み合わせてなんとか回路を構成するのがコストダウン設計の味噌ですが、飛車角落ちで将棋を指すような感じでビギナーには難しいかも.

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