2018-09-28 23:39 — asano
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ふと秋葉原の日米商事に寄ったら、汎用ロジックなどに混じって600mil幅のデバイスもスティックで売られていました。
思わず買ってしまったのがこの日立のHM6117LP-4です。1982年製かな、梨地になる前のツルツルのパッケージです。
有名なHM6116のひとつ違いで、その場では同じ16kのSRAMということしかわかりませんでした。
ジャンク屋での買い物は一期一会、素性がよくわからなくても即決が基本です。値段も9つ入っていて540円なら仮に使い物にならなくてもいいかなということで購入。HM6116もありましたがそっちはハンダ外し品だったので見送りました。後日もう一度見に行ったらピン表面のハンダムラがそう見えただけのようでした。売れて別のものが再入荷した可能性もありますが。
帰ってから確認するとやはり2k×8bitのSRAMでした。パッと見ではHM6116との違いがわからなかったのでデータシートを比較してみると...
HM6116ではOEとなっている20ピンがHM6117ではCE2となっていました。ということはHM6117の21ピンWEは実質R/Wだということです。うーん、68系バスにはいいかもしれないけれど、ちょっと使いにくそうですね。
どこかで見たような気もしたので過去の記事を探してみたのですが、「NEC PC-8201(分解編)」でした。SOP品のHM6117LFP-4の載ったメモリモジュールが使われています。
参考文献・関連図書:
HM6117LP-3,HM6117LP-4データシート, Hitachi.
HM6116 Series データシート, Hitachi.
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