2018-11-06 23:46 — asano
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最近は面白いものがなかなか出てこないのですが、これはどうでしょう?
CasioのCMD-50、「腕リモ」と呼ばれていたものです。
腕時計に学習リモコンを組み合わせたというものですね。当時なんとなく面白そうと思って買ってみたのですが、面白そうなだけで実用的には全然でした。結構高かったと思うんですが、ほとんど使っていません。
企画した人は一体どういう状況で役に立つと考えたのでしょう? 悪戯以外に使い道なかったんじゃないかな。
バンドはゴム製のものが付いていましたが劣化してバラバラになってほとんど残っていません。
裏蓋を開けてみました。ここまでは電池交換のために開けることが想定されています。
電池はCR2032だったと思いますが、抜いてありました。時計にはあまり使われない電池ですが、やはり赤外線LEDの消費電力を考えると必要だったのでしょう。
蓋の内側には圧電サウンダが貼ってあります。
外れた部分は電池ホルダと横のボタンのためのバネを兼ねた接点だけのようです。
左上には砲弾型の赤外線LEDが見えます。普通のリモコンもそうですがリード部品を使っている理由は何でしょう?
その左下には時計用の32.768kHzのものと思われる円筒形のクリスタルがあります。その左には調整用のトリマも見えます。
「4.00N」表記のある白いのも振動子でしょうか。赤外線変調用の38kHzが必要だからでしょう。
下辺中央には33µF 6Vのタンタルコンデンサらしきものもあります。
学習のための赤外線受光センサはLEDの右側にありました。金色の四角いパッドの向こうです。
基板の反対側も見てみたい気がしますが、これ以上バラすと復元できなくなりそうなのでここまでとします。
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