2018-11-15 23:11 — asano
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こんなものが残っていました。カセットテープ時代に使っていたメモです。20枚(テープ20本分)ほど出てきた内からいくつかお見せしましょう。
これはデモテープのものですね。
「No.1」はテープにも書いていた管理番号、「(A)」はもちろんA面のことです。テープ1本についてルーズリーフ1枚使って表裏にA面/B面を書いていました。
006, 039, 076 は使っていたテープレコーダでのカウンタ値です。これはレコーダの機種で異なるのでレコーダを変えたらまた調べなおさなくてはなりません。幸い私はこの1台を使い続けたので特に困ることはありませんでした。
次の「bas」はBASICのCSAVEコマンドで保存したものであることを表しています。
「MARK2」などはファイル名、N-BASIC, N80-BASICではCLOAD(ロード)時に正しく指定しないとスキップされてしまうのでこれは必要でした。
10~6250は初めと終わりの行番号、4420はバイト数だったと思います。
裏が透けていていろいろ書かれているのが見えていますが、デモテープの裏は未使用だったので自分のプログラム保存用に使ってしまっていたようです。テープを使っていたのは中学生の頃なのでケチケチ使っていました。
こちらは別のテープのB面です。
「mac」とあるのはモニタのWコマンドで書いたいわゆるマシン語ファイルのことです。ファイル名は付けられないので空白になっています。E300~E5FFはアドレス範囲、保存時とは異なるアドレスにロードする機能はなかったのでこの情報は重要でした。
市販ソフトなどでは逆にそれを利用してオートスタートさせたりしていました。
これらの情報は保存時にちゃんと記録をとっていれば良いのですが、後から調べるのは結構大変でした。
BASICのプログラムファイルについては適当な(あり得ない)ファイル名をして指定してCLOADを実行します。ファイルのヘッダを見つけるたびに「Skip: HOGE」みたいにファイル名が表示されるのでその瞬間のテープカウンタを記録すれば良いです。行番号などそれ以上知りたければファイル名を指定してロードしてみるしかありません。
問題はマシン語ファイルです。ファイル名もないし、実際ロードしてもどのアドレスにロードされたのかもよくわかりません。
ここの一つ目の「テープFILES」はテープをスキャンして情報を表示するプログラム、何かの雑誌から打ち込んだものと思います。便利なものではありますが60分テープの片面のリストを作るのに30分かかるので紙にでも記録しておかないとやってられなかったのです。
ちなみにこのプログラムを知ったことでBASICの命令に頼らずテープを使う方法を調べ始めました。それが8251 USARTを自分でいじった最初です。30年以上前です。
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