2019-03-08 23:56 — asano
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今回出てきたのは大昔に作ったキット。
秋月電子通商の6桁周波数カウンタキットです。
バラックのまま出てきましたが当時もこの状態で動かしていたように思います。主にロジックの数MHz程度で使っていたのであまり問題にならなかったのでしょう。
250MHzまで測れるプリスケーラも付属していたはずですが、結局一度も使わなかったような。今回も未発見です。
ひときわ大きな28ピンDIPはTC5032P、10進6桁のカウンタです。ダイナミック表示なのでこのピン数に収まっています。昔はこういう専用ICが多かったですね。
左横のHD14511BPは7セグメントのデコーダです。
左上に並んでいる12個のTO-92はダイナミックドライブの桁ドライバです。2SA1015と2SC458がペアで1桁分になります。
基板右下のSPG8651Bは水晶発振器、6ビットの入力で100kHz~1/1200Hzまでの周波数が選択できます。0.01Hz, 0.1Hz, 1Hz, 10Hz, 100Hzといったクロックが切り替えられるのでゲート用に使いやすいのでしょう。
その他汎用ロジックがみな日本製というのが時代ですね。NEC, Toshibaのロゴも古いものです。デートコードを見ると1983~1985年なので1985年頃に買ったのでしょう。
右上の方の黒い台形のものは2SK241、入力のアンプです。
ケミコンは470μF 16V、今では考えられないサイズです。下にはブリッジダイオードのW02があるので電源は交流でも可、直流の場合も極性を気にしなくてすみます。ケミコンの左上はμPC14305というNECのレギュレータです。
これが裏面です。
まだCADの時代ではないのでパターンの角度が微妙ですね。
6桁の7セグメントと赤LEDが2つ。赤はゲートとオーバフローだったかな。
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