2020-05-06 23:26 — asano
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安かったし同じ送料を払うならということで何かのついでに購入したまま忘れていました。
EPSONのC78010BD031、どうやらNECのμPD7810らしいという未確認情報があったような記憶があります。
両者の写真を見比べると非常によく似ていることがわかります。
NECロゴがEPSONに変わっていることと、型番のフォーマットが異なっているくらいでしょうか。
以前、EPSON HC-88 (分解編)のメイン基板にも以下のようなEPSONマーキングのICがありました。
- C750108C121
シルクに7508とあるのでμPD7508と思われる - C63030CB
仕様からHD6303と思われる
以上から元の型番を含むような付番をしていると考えられます。そうだとするとこれもμPD7800, μPD7801, μPD7810あたりの可能性が高そうですね。
μPD7810はまだ持っていないのでありがたいのですが、μPD7801だとマスクROM品なのでお飾りにしかならないです。TLCS-90やMCS-48のようにEA(内部ROMを無効化して外部メモリにアクセスさせる)ピンがあればよいのですが、データシートのピン説明を読む限りそのようなピンはなさそうです。
ちなみに「C78010BD031」で検索すると販売しているところが何件も引っかかるのでかなりの個数が流通しているのではないかと思います。
裏側を見ると写真手前側(33~64ピン)が結構変形しています。中古品だったはずなので基板から抜くときに変形したのでしょう。
Quad in-line PackageでZIFタイプのソケットしか見たことないと書きましたが、丸ピンタイプのソケットも入手できました。
前にも書いたように点対称ではない点に注意が必要です。
参考文献・関連図書:
μPD7800データシート, NEC Microcomputers.
μPD7801データシート, NEC Microcomputers.
μPD7810/11データシート, NEC Electronics.
コメント
たしかスーパーカセットビジョンのCPUのμPD7801Gが
たしかスーパーカセットビジョンのCPUのμPD7801Gがこんな感じのピン配列でした。
Re: たしかスーパーカセットビジョンのCPUのμPD7801Gが
情報ありがとうございます。
μCOM-87ファミリの使用例はFP-1000/1100のサブCPUくらいしか知らなかったのですが、こんなところでも使われていたんですね。
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