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HD1-6120ボード(ハードウェア編)


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去年入手したHD1-6120、ボード作りかけのまま時間が経ってしまいましたがやっと動くところまでたどり着きました。

HD1-6120ボード
いつものようにEMILY Boardを利用します。HD1-6120は12ビットバスなのでEMILY Board +8が必須となります。

基板 表側
基板の表側、搭載部品を見ていきます。

もちろん40ピンの大きなのがご本尊HD1-6120-9です。

左はSG-8002DC、HD1-6120のクロック上限は5.1MHzのようなので5.00MHzに設定しています。

右のスイッチはRUN/HLTの切り替えで押すたびに実行状態と停止状態が切り替わります。リセットすると自動的に実行状態になるので付けなくても良かったかもしれません。

LEDは停止状態になると点灯するもので、上記スイッチで止めた場合とリセット中に点灯します。EMILY Boardは自動実行に設定しない限り電源を入れるとRESETを"L"にするので点灯し、TRコマンドでリセット状態を解除すると実行開始しこのLEDは消灯します。

上の段にいって8ピンの空きソケットは24C64用、まだモニタなどできていないので未装着です。

2つの74HCT574はアドレスラッチ、16ビット分ありますが使っているのは12ビットのみです。HD1-6120は3ビットの拡張アドレスも出力しているのですが、メモリが4k×16(12)bitしか無いので未接続にしています。基板にはまだ余裕があるのでローカルにSRAM積む手もありますね。

右の74HCT00はラッチパルスの極性反転とスイッチのチャタリング取りのRSフリップフロップに使っています。

HD1-6120もEMILY BoardもみなCMOSなのでHCTである必要は無いのですが手持ちの関係で使っています。

あと今回は574使っていますが、データシートのタイミングを見る限り573に変更すればラッチパルスの極性反転が不要になるとともにアドレス確定が若干早くなると思われます。気づいたのが遅かったので574のままにしましたが、そのうち試してみるかもしれません。

基板 裏側
裏面です。

アドレスバスはメッキ線で済ませた(そうできるように74HCT574の位置を決めています)ので青のデータバスの線が目立っていますね。

写真撮ってからEEPROMのSDA, SCLが未配線なのに気づいてしまいました。忘れないうちに配線しておこう。

次回はテストプログラムを動かしたソフトウェア編を予定しています。

参考文献・関連図書: 
HD-6120データシート, Harris.
サークルMercury日本橋『PDP-8互換プロセッサHD6120を使ってみる』
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