2021-07-14 21:29 — asano
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前回CPU内蔵グラフィックスが使えないことが判明しました。
サーバ専用機ならコンソールのみあるいはネットワークからログインでもいいのかもしれませんが、今回は私の生活環境も兼ねているのでX Window System無しは困ります。
ネット探してみたら中古ですがRadeon HD 3450がありました。今回の移行元に付いているRadeon HD 4350より古いものですが用途を考えれば十分と思います。移行が済んで旧機を止めるときに交換する手もあります。
次に問題になるのはNICです。当初手持ちのNC365Tを使うつもりでしたが、これはPCIe ×4のボードです。今回のマザーボードに×4以上のスロットは×16のスロットが1本だけなので、ビデオボードを載せるとなるとこれは使えません。
探すと2ポートですがPCIe ×1のボードが4,000円程であったので調達しました。
これら2枚のボードを挿し、まだ旧機に積んだままの2TB HDDを載せ替えてハードウェアは完成です。
続いてソフトウェアの環境を整えていきます。
NetBSDにはpkgsrcと呼ばれるパッケージ管理システムがありますが、これまでは独自にビルドすることに拘ってきました。理由はいろいろありましたが主に次のようなことです。
- パッケージシステムで入れるとフルオプションに近く、依存する大量のライブラリ等がインストールされてしまう。
- (主に日本語関係で)カスタムしたい。
- UNIX系システムを使い始めた約30年前にはパッケージシステムなど無く、その頃からの自分でビルドする習慣。
ですが今回からはpkgsrcを最大限活用することにしました。
- HDDの容量は十分あるのでライブラリ等が大量インストールされても構わない。
- 私がしたいカスタムの多くは既に存在する。pkgsrcをカスタムすることも可能。
- 「習慣」の問題はまあ... 新しい習慣に慣れるしかないですね。
- 独自ビルドは試行錯誤が必要になることも多く時間がかかる。
- 手に負えず諦めたものもある。(ライブラリが独自ビルドされていると一部だけpkgsrc使おうとしてもうまくいかない)
- 歳のせいか疲れた(^^)。
といったことが理由ですね。実際使ってみると欲しかったものは大抵存在していました。lessみたいに本家のかなり古いバージョンを元に日本語パッチのあたっているようなものも含めてです。
今のところ独自ビルドしたのはThe Macroassembler ASくらいです。まあこれは最新版を追いかけているので含まれていたとしても自分でビルドしていたかも。
そんなわけで普段使いしていたツールのほとんどがあっという間に揃ってしまいました。こんなに楽ならもっと早く使えば良かったです。
これらと並行してサーバ機能の移設も行なっていましたので、次回はそれを書きたいと思います。
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