2022-05-19 12:24 — asano
カテゴリー:
EMILY Boardの基板化では数点間違いがあったのでその修正と、16ビットバス拡張用のEMILY Board +8の追加のために発注していたプリント基板が出来てきました。
早速1枚ずつ組み立ててみました。
プロセッサボード無しでコンソールから両方のメモリが読み書きできるか確認したところ問題なしです。
続いてプロセッサボードを接続してみます。
ちょうど手近にあったのがCDP1802ボードだったのでそれを使いました。いつものようにUniversal Monitorをロードして実行してみますが動きません。
そのままボードを裏返したりしておかしなところが無いか見ていたのですが、いつの間にかターミナルに起動メッセージが表示されているではないですか。
リボンケーブルを動かしてみたりパターンに触れてみたりしてたところ、どうやらRESET信号に触れると変わるようです。
...
この信号はプロセッサボード側にリセットスイッチを並列接続できるようにオープンドレイン出力にしているのですが、プルアップがされておらず浮いた状態になっていたのでした。
ユニバーサル基板で作った最初のEMILY Boardでは100kΩでプルアップされており、各プロセッサボードでも大抵は念のためプルアップしていたつもりなのですが...
- EMILY Boardを基板化したときにこのプルアップを忘れ
- CDP1802ボードもプルアップを忘れていた
ちょうど動かない組み合わせを引き当ててしまったようです。
どちらにプルアップを付けても良いのですがEMILY Board側に付けることにしました。パターンカットも不要なのでこのために基板作り直す予定はありません。
EMILY Board Rev2のRev1からの変更点は前回発見した3ヶ所の修正の他は電源スイッチのみです。
スイッチは上にMN1613のステップ実行のLEDボードなどを載せても操作しやすいようにストレートから横向きに変えて基板端に移動しました。また固定ピンのあるタイプに変更しています。このタイプ、ピッチが2.54mmではないのでこれまで敬遠してきましたが、プリント基板をおこすなら問題はありません。
16ビットバス拡張用の+8基板、DPSRAMとラッチだけなのでシンプルです。
空きスペースが勿体ないので何かオマケ回路を入れたかったのですが...
ちょうどよいものを思いつかなかったのでこんなガラ空きの基板になりました。
コメントを追加