2022-06-15 22:51 — asano
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TwitterでCPLDの話題が出ていたので買ったまま放置していたPlatform Cable USBのパチもんを引っ張り出してみました。
雰囲気は純正品に似ていますが違います。
以前作ったAltera/Xilinx両用PLD書き込みアダプタはパラレルポート(USBの変換は使用不可)が必要で、対応PCの維持が難しくなるだろうと約5年前に買ったものです。
自作アダプタもこれも用意はしたもののPLDを個人的に使う機会が無くほぼ未使用です。自作の方は職場に持っていって動かした気もしますが、これは完全に未使用(静電防止袋の封も切ってませんでした)です。
それっぽく出来ていますが... 本物はこの面の右端にコネクタがあります。
ラベルも角にRが無かったり安っぽい感じですね。
上面にはちゃっかり「XILINX®」などと表示していましたが、こちらには実際の社名(本物か確認はしていません)がありました。
ちなみにこのラベルの下にもう1本のネジが隠れているようです。
左側面にはUSBの標準Bコネクタがあります。これは本物も同様です。
ターゲットに接続するJTAGコネクタは右側面にあります。
本物は上面右端なのでここは異なっていますね。
位置以外にも大きく異なっている点があります。
本物は2mmピッチのコネクタなのですが、これは2.54mmピッチのコネクタが使用されています。この違いは付属のケーブルキットで吸収されます。
ケーブルキットには以下が含まれていました。USBケーブルもあった気もしますが他と混ざってしまってわからなくなってしまいました。
- 変換基板
本体の2.54mmピッチの14ピンコネクタから純正互換の2mmピッチ・Altera互換の10ピンなどに変換する基板です。 - 2mmピッチ14ピン リボンケーブル
変換基板とともに用い、Xilinx推奨のコネクタに接続します。 - 2.54mmピッチ14ピン リボンケーブル
変換基板を使わず本体に直接接続します。ユニバーサル基板派にはありがたい存在です。 - 2.54mmピッチ10ピン リボンケーブル
変換基板とともに用い、Altera互換のコネクタに接続します。これもユニバーサル基板派にはありがたいですね。 - 先バラケーブル
変換基板とともに用います。これは純正にもありますが、挿し間違いに注意しないといけません。 - 2.54mmピッチ6ピン ケーブル
変換基板とともに用います。どこで使われているピンアサインなのかわかりませんでした。
まだ動作未確認ですが、動けば上記3,4の点で純正品よりありがたいかもしれません。
参考文献・関連図書:
”Platform Cable USB Product Specification”, DS300, Xilinx.
"Platform Cable USB II", DS593, Xilinx.
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