2016-12-07 12:38 — asano
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懐かしいシャープペンシル、コクヨのPS-1が見つかりました。中学生のころ愛用していたものです。
このシャープペンシル、芯の出し方がちょっと変わっています。
普通は上部をノックするわけですがそうではありません。
横にスライダーがついているものもありますが、それでもありません。
振ると出るわけでもありません。
芯を入れるために上半分を外してみました。
写真右の突起部分がキャップになっていて、外せば芯を入れることができます。
この状態で普通のシャープペンシルとしての機能はあります。キャップを押せば普通に芯が出て書くことができます。
本来の芯の出し方わかりましたか? ヒントは
- 上半分を固定していたネジがちょっと傾いています
- キャップ先端には小さなボールがついています
最初の写真を見てできそうな操作を考えてみましょう。
これを普通に持つと、上下の接続部分が親指のところに来ます。
そこで親指に力を入れると「く」の字に折れ曲がってしまいます。この時に中のキャップが押されて芯が出る構造になっているのです。字を書きながら持ち替えたりせずに自然にできる操作として親指で折るという方法が考えられたのだと思います。
ネジが傾いていたのはここで折れ曲がるように造られていたため、キャップの先にボールがあるのは滑りをよくするためでしょう。
久々に使ってみたかったのですがペン先が歪んでいて残念ながら使用不能でした。
30年以上前のモノですが、その後類似の方式が出てこないということはやはり操作がわかりにくかったのか、機構的に問題があったのかもしれません。個人的には使いやすくて好きだったのですが。
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