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D-Subコネクタ

D-SubコネクタはD-Subminiatureコネクタの略称で、コンタクト周囲の形状が「D」の字に似ていることからこう呼ばれます。
パソコン・PC系ではよく使われるコネクタです。

これもDIN規格で規定されていますから広い意味でDINコネクタと呼べなくはありませんが、通常これはDINコネクタとは呼びません。

いくつか代表的なメーカの型番を挙げてみます。

オムロン JST JAE 備考
ソケット(基板用L型) XM3B Series J Series D Series メス
プラグ(基板用L型) XM3C Series J Series D Series オス
ソケット(ソルダーカップ) XM3D Series J Series D Series 電線ハンダ付け用・メス
プラグ(ソルダーカップ) XM3A Series J Series D Series 電線ハンダ付け用・オス
ソケット(圧着用) - J Series D Series メス
プラグ(圧着用) - J Series D Series オス
極数 9,15,25,37 9,15,25,37 9,15,25,37,50

JAE (日本航空電子)はDB-13W3などの特殊なものも取り扱いがあります。

D-Subコネクタは極数が同じでも外形サイズの異なるものがあるので注意が必要です。

名称 極数 シェル 列数 備考
DE-9 9 E 2 PCのシリアル等
DB-13W3 13 B 2 13極の内3つは同軸
昔のSunのモニタ等
DA-15 15 A 2 PCのゲームポート、イーサネットのAUI等
DE-15 15 E 3 PCのVGA等
DB-25 25 B 2 PCのパラレル、いわゆるRS-232等
DA-29 25 A 3
DC-37 37 C 2 PC-9801用のサードパーティ製HDDのSCSI等
DD-50 50 D 3 SCSIに使われていたことがある(昔のSun等)
DB-50 50 B 3
DC-75 75 C 3

ロックの仕方にもネジやスライド式(イーサネットのAUI)などの種類があり、注意が必要です。
特にネジの場合はオス・メス(端子ではなくネジの)や、ミリネジかインチネジかなど組み合わせが多いので面倒です。どうにもならずロックするのを諦めたことのある人も多いのではないでしょうか。