2023-05-20 21:11 — asano
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前回書いたように久しぶりにSG-Writer IIを取り出してみたらカラカラ音がするので開けてみました。
ネジとスペーサが外れて転がっていたのですが、写真を取り忘れたので上の写真は再組立てした状態です。
基板は長いセルタップネジでケースに直接取り付けられていたのですが、ネジのピッチが大きく2~3山程度しか締め込まれていません。このネジの先端はタップ用の切込みが入っていてネジとしては不完全だから、これは設計が不適切なんじゃないかなぁ。
そのネジ山が衝撃か何かで削れてしまったようで、2本分が効かなくなってしまっていました。
修理方法を考えなくては。
せっかく開けたので基板も確認しておくことにします。
メインのコントローラはルネサスのR5F56216BDFB、RX621ですね。
ZIFソケットは3MのTEXTOOL、リセプタクルが使われているので交換できるはずです。
USBコネクタの左下にあるのは3.3VのリニアレギュレータBA33BC0、RX621などロジック系の電源と思われます。
ZIFソケットの左上、大きなLやCがあるところは書き込み用の電源と思われます。左のLTRAとあるのはリニアテクノロジのLT1931ES5で負電源用のDC/DCコンバータ、右のLTKSはLT1930ES5で昇圧DC/DCコンバータです。
ソケットの左に3つ並ぶのはJRCのNJM723、これも電源レギュレータですね。
左下の16ピンはADG612とADG1612、どちらもアナログスイッチです。ロジック電源とは異なる正負電源で使用できます。
S 1Lとある8ピンもADG1419BRMZというアナログスイッチです。
残りはちょっと検索した範囲ではわかりませんでした。
参考文献・関連図書:
LT1930/LT1930Aデータシート, Linear Technology.
LT1931/LT1931Aデータシート, Linear Technology.
ADG611/ADG612/ADG613データシート, Analog Devices.
ADG1611/ADG1612/ADG1613データシート, Analog Devices.
ADG1419データシート, Analog Devices.
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