2017-01-19 15:52 — asano
中学のときに学校にあった懐かしいマシン、もちろんこれは後日入手したものです。
初代PC-9801の次に発売されたPC-9801シリーズの初期のものです。8MHzの8086に128kBのメインメモリは初代と同じですが、この機種からグラフィックVRAMが2面に拡張されており、またJIS第1水準の漢字ROMも内蔵しています。
正面に5.25インチ2DD (640kB)のフロッピーディスクドライブを2基搭載しています。1基搭載のPC-9801F1というのもありましたが、あまり人気は無かったと思いますね。後にFDDを1基に減らす代わりにHDD (10MB)を搭載したPC-9801F3というのも発売されました。
ドライブの右、茶色の帯が太くなっているところに電源スイッチとパイロットランプがあります。スイッチはメカニカルスイッチです。
左下はリセットボタンで、その右にはクロックを5MHz/8MHzに切り替えるスイッチがあります。5MHzは初代機との互換性のためですね。確か動作中に切り替えてはいけなかったと思います。
背面左上には電源のインレット、周辺機器用のアウトレットは常時通電だったか連動だったか記憶が曖昧になっています。連動だった気がするのですが...
その右に縦についている36ピンコネクタ「2DD 5" FLOPPY DISK」は内蔵している640kBフロッピーディスクの増設用コネクタです。
右上のC-Bus拡張スロットは4つに減らされています(初代機は6つ)。2枚挿さっていますが、これらについては次回以降に紹介する予定です。
左下のミニDINコネクタはキーボードです。初代はDINコネクタでしたが、本機よりミニDINコネクタに変更になっています。
続く「COLOR」と「B/W」はPC-8801mk2などと一緒です。
次の「5" FLOPPY DISK」はPC-80S31Kなどのインテリジェントタイプの2D (320kB)のドライブユニットを接続するためのもの。
「SW1」「SW2」は画面表示やシリアルの設定をするためのもの、ソフトウェアで読んで設定しているものとスイッチが直接ハードウェアを切り替えているものがあります。
「RS-232C」「PRINTER」もPC-8801mk2などと同等です。
この下に並んでいるコネクタ群、よく見るとわかりますがリアパネルには固定されていないです。
この機種は先頭にも書いたとおり中学時代に学校でいじったものですが、BASICでプログラムを書いていただけでした。その後個人的に入手したのはとっくに時代遅れになってから、只同然だったと思います。
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